看護師への道

 「資格が取れる・人の役に立てるうえに喜ばれる・収入が高めで安定している・就職に困らない・自己成長ができる」など看護師になりたいと思う動機は人それぞれ違いますが、准看護師・看護師の免許を取得するには、色々な道があります。
 看護師は男女年齢を問わず誰でもチャレンジできる職業です。働きながらでも4年間で看護師の資格を取ることができます。本校では准看護学科修了の後、看護学科(2年課程)へ進み、国家試験を受験することができます。

  

在校生・卒業生の声


 

 

准看護学科1年 Y・Sさん    


 
 私は、以前より看護の仕事に興味があり、テレビやSNSで見ることが多かった。
 しかし、仕事の責任の重さや、膨大な知識量、自身の年齢などを言い訳にし、なかなか前に進めずにいました。今回、友人の勧めで今の病院に入職し、市原看護専門学校准看護学科に入学することが叶いました。想像はしていましたが、やはり学業と仕事、家や子どもたちのことで、常に頭はフル回転で時間とのたたかいです。しかし、それ以上に新しいことを学べる楽しさや、今まで漠然とした疑問はあったが、その答えが見つかりました。わからないことがあるときは先生方に聞いたり、同級生たちと調べたりすることがとても楽しく、答えがわかったときは嬉しくなります。
 先日、学校で学んだコミュニケーションの授業を意識しながら言葉、表情、また、傾聴の姿勢を保ち、勤務先で患者さんと接したことで、患者さんの頑な態度が柔和な態度に変わりご家族のこと、ご自身のことなどお話してくださいました。最後には患者さんに「ありがとう」といっていただき、いつもよりも笑顔になってくれた時は本当に嬉しかったです。
 その反面、やはり眠いな、辛いなと思わないこともまったくないわけではなく、そんな時は先生や同級生、家族と支えあい、助け合っていきたいと思います。
 そして准看護師の資格を目指すことを応援してくれている家族や、職場の方たちには感謝しかありません。資格を取り、患者さんや職場の皆さんの役に立てるようにしっかりと知識を付け学んでいきたいと思います。

 
 
 

 

准看護学科2年 田中 直子さん    


 
 私は地元にある療養型の病院で、看護学生として病棟で仕事をしながら学校に通っています。入学前は同じ病院の事務として働いていました。医療系のドラマが好きでよく見ていたこと、コロナ禍や入院した祖父やその家族に寄り添う看護師さんの姿を見て自分もこんな風に誰かの力になりたいと思うようになりました。
 そこで私は、年齢的にも新しいことにチャレンジするなら最後のチャンスと思い、職場や家族とよく話し合って決断しました。入学時は、数十年ぶりの学校、しかも看護を学ぶという事の責任や、体力的な不安でいっぱいいっぱいになる事もありました。それでも年齢や環境が異なる仲間との出会いや、医師、看護師、理学療法士、薬剤師など様々な分野の講師、また時に厳しく、時に優しく見守り、背中を押してくださる内部の教員とのかかわりから、いつの間にか不安はなくなりました。授業は教科書やパワーポイントを使った座学や、実習室での実技の演習など、実習や就職後に使えるスキルを学ぶことが出来ます。初めて触る物品に初めは戸惑いましたが、夏休みや放課後を利用し、仲間と何度も練習することで技術が身につき、少しずつ成長出来ていると思います。勉強と家庭や仕事との両立は、苦しくつらいときもありますが、支えあえる仲間たちと一緒にこれからも楽しみながら乗り越えていきたいと思います。

 
 
 

 

准看護学科卒業生 野家 風香さん    


 
 市原看護専門学校を卒業し、現在は市原市内の病院で准看護師として働いています。
 私は以前介護福祉士として働いていましたが、看護師になりたいという夢を抱き、働きながら学校に通えるという点に魅力を感じたため、市原看護専門学校への入学を決めました。
 学生時代は、看護助手として現在の病院に勤めながら、二年間仕事と学業の両立をしてきました。入学当初はクラスに馴染めるか不安でいっぱいでしたが、先生方がいつも優しく声をかけてくださるため安心して通うことができ、次第に学校に行くことが楽しみになっていました。また、幅広い年齢層の仲間とも出会い、いろいろな価値観にふれながら年齢に関係なく楽しく学べたことが大きな財産になっています。
 卒業までの道のりは決して簡単なことではなく、辛いこともたくさんありましたが、クラスメイトや先生方の支えがあり、最後まで乗り越えることができました。この二年間の市原看護専門学校での学びを活かし、日々病棟での勤務に取り組んでいますが、実際の現場では授業では学びきれない場面に遭遇することが多く日々戸惑っています。ですが、様々な経験を通して自己研鑽に励み、少しでも早く一人前の看護師になりたいです。

 
 
 

 

看護学科1年 白井 香織さん 


 
 私は現在、子育てをしながら准看護学科から正看護学科と、続けて市原看護専門学校で学んでいます。家事や育児との両立は簡単ではありませんが、毎日の学びの中にやりがいや発見があり、忙しさの中にも充実感を感じています。
 この学校には、10代の学生から社会人経験を経て入学した学生まで、さまざまな背景を持つ仲間が集まっています。年齢も考え方も異なる人たちと共に学ぶことで、自分にはなかった視点や価値観にたくさん出会えました。過去の環境や経験が違うからこそ、話すたびに新しい気づきがあり、人との関わりの中で少しずつ視野が広がっていくのを実感しています。
 また、先生方の指導方法もそれぞれのアプローチの違いがあり、多彩な学びのスタイルに触れることで、学びの幅がとても広がります。いろいろな先生との出会いを通して、自分らしい学び方を見つけていける環境です。それぞれの指導の中に「現場で求められる力」があることを感じています。
 私自身、社会人として働いた経験を経て、この道を選びました。いろいろな経験を積んできたからこそ、今学んでいる一つひとつの知識や技術の大切さを、深く受け止めながら学べています。
 市原看護専門学校は、どんな立場や背景の人でも、挑戦する気持ちを尊重し支えてくれる場所です。これからも仲間とともに学びを深めながら、看護師という夢に向かって前進していきたいと思います。

 
 
 

 

看護学科1年 穴吹 楓翔さん 


 
 私は高校卒業後、准看護師学校を経て市原看護専門学校に入学しました。
 准看護師として働き始めることも選択肢にはありましたが、さらに知識を深めて自信を持って働きたいと思ったため進学を決意しました。
 高校、准看と継続して学んできたことで勉強に取り組む習慣が身についており、学習へのハードルは高くありませんでした。
 本校ではICT教材(パソコンやタブレットを用いたデジタル教材)中心の授業が行われていますが、准看護師学校では紙の教科書を主に使用していたので入学当初は操作に戸惑いました。しかし、使い続けるうちに慣れ、現在ではタブレットを活用して資料の作成なども行えるようになりました。
 私は人見知りな性格で、初対面の人と打ち解けるのに時間がかかります。そのため幅広い年齢層の中でうまくコミュニケーションが取れるか不安でした。また、男性の学生が少ないこともあり、クラスに馴染めるか心配していました。入学から半年が経ち、クラスメイトとも良好な関係が築けています。授業での事例を用いたグループワークを通して、自然と打ち解けることができました。
 さらに、グループで作成した資料をクラスで発表する機会も多く、当初は人前に立つことに緊張していましたが、回数を重ねるうちに慣れ、少しずつ積極性も増してきました。こうした経験は、将来看護師として情報を整理し、申し送りを行う際にも活かせると感じており、日々の学びの中で成長を実感しています。
 本校では、基礎から応用まで幅広い知識と技術を習得できるよう、経験豊富な教員から丁寧にサポートしてもらっています。さらに、市原市医師会との連携により、地域に根ざした実習環境が整っており、現場で活きる力を身につけることができます。
 校舎内には、充実した図書室や実習室があり、学びに集中できる環境が整っています。また、キャンパスライフでは、実習や授業だけでなく、仲間との交流や行事を通じて、豊かな人間性を育む時間が広がっています。
 まだ学びの途中ではありますが、今後も知識と技術の習得、臨地実習、看護師国家試験合格に向けて努力を重ね、卒業までの期間を大切に過ごしていきたいと考えています。

 
 
 

 

看護学科2年 村串 沙耶歌さん 


 
 
 私は、看護助手として働く中で「自分も看護師になりたい」という思いが強くなり、30代後半で市原看護専門学校に入学を決意しました。子どもも成長し、子育ても一段落した今だからこそ、新しい夢に挑戦するチャンスだと思いました。
 最初は、社会人になってからの学びに不安もありましたが、同じように仕事や家庭と両立している仲間が多く、とても心強いです。年齢や生活背景は違っても「看護師になる」という共通の目標があるからこそ、支え合い、大きな刺激をもらっています。
 実習や課題に取り組む毎日は正直ハードですが、乗り越えるたびに自信が積み重なり、成長している自分に気づきます。その達成感が次への挑戦の楽しみになっています。
 先生方は一人ひとりの努力や頑張りを、きちんと見てくださり、できたことはしっかり褒めてくれます。うまくいかないときも、前に進むためのアドバイスをくださるので、挑戦し続ける勇気をもらえます。時には一緒に笑ったり、涙を流したりしながら親身に相談に乗ってくださり、多くのアドバイスをいただけることが安心に繋がっています。
 准看護学科からの4年間はきっとあっという間に過ぎてしまいます。だからこそ毎日を大切に、全力で学び、看護師になるという夢を必ず叶えたいです。そして、頑張る母親の姿を子どもたちに見せることで、「挑戦することの大切さ」を伝えたいと思っています。

 
 
 

 

看護学科卒業生 加藤 恵理さん 


 
 
 私は社会人経験後、市原看護専門学校准看護学科を経て、看護学科に進学し、現在は市原市内の病院に勤務しています。
 在学中は病院に勤務しながらの学校生活だったため、勉強と仕事、家庭の両立に不安がありました。しかしクラスには様々な年齢の方が在籍していました。同じように社会人経験のある人、家庭がある人、病院に勤務しながら通っている人などもいたため、互いに励まし合いながら学校生活を送ることができました。実習や国家試験の勉強など、つらいときやくじけそうになったときも仲間がいたから頑張れました。
 また先生方も講義や演習、実習の指導だけでなく、様々な面でサポートしていただきました。看護学科は実習と並行して国家試験の勉強もしていかなくてはならなかったのですが、私たちの意見を聞いて補講内容を考えてくださったり、勉強できる環境を整えてくださいました。
 これからも市原看護専門学校で学んだことを忘れずに、看護師として成長していきたいです。