市原看護専門学校創立50周年を迎えてー追補版ー
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創立50周年を迎えともにチャレンジブルにポジティブに 市原看護専門学校創立50周年という記念すべき節目の年を迎えられ、心からお祝い申し上げます。半世紀もの永きにわたる貴校の看護師職養成の運営等を通じて、時代が求める看護教育や豊かな人間性あふれる医療人材の育成等に御貢献をいただいてまいりました。これらのことに厚く御礼申し上げます。 そして、中村文隆学校長をはじめ歴代の学校長、教員、関係者の皆様方の御尽力に対し、深く敬意を表しております。 さて、昨今、社会情勢や社会構造の変化、医学・医療の進歩、人口の変化などに伴って国民の健康に対する意識や関心が高まっております。 一方で、猛威を振るっているコロナウイルス感染症や自然災害における対応等、何が起きてもおかしくない時代となり、医療・看護に対する期待も大きくなっております。そのため、さらに柔軟な看護職育成が求められてきております。 団魂世代が75歳以上になる2025年には200万人もの看護職が必要だと言われ、看護師の需要は高まり、現在、看護系大学は290校を超えるまでに急増いたしました。 しかし、未だ地域における看護職の充足とまでは、いいがたい状況であります。そのような中、市原市に貴校のような地域に密着した専門学校により、看護学生や卒業生が臨床現場で専門的な知識や技術を学びながら、その力を培い、そして、地域全体の即戦力として活躍されておりますことは幸いであると思います。 それゆえに、先生方、学生の立場からは、内容密度が大変高いカリキュラムであり、ご多忙であると存じます。しかしながら、これらの学びは、明らかに即戦力として直結しており、市原看護専門学校の魅力のひとつであると考えております。 そして、このような時代こそ、貴校と臨地実習病院である私共が互いに高い意識を持ち、連携していくことが重要となります。ともにチャレンジブルにポジティブなエネルギーを作り出し、それらを分かち合える関係性を強めて参りたいと考えております。 結びに、今後も市原市における看護学教育の拠点として、市原看護専門学校が更にその先の未来へとますますの御発展を遂げられますことを心から祈念いたしております。実習施設■帝京大学ちば総合医療センター看護部長・認定看護管理者  入江 昭子23■

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