市原看護専門学校開校50年記念にむけて 昭和48年4月に地域医療の支えとなる人材養成のため市原市医師会が市原准看護学校を設立し、この度50周年を迎えられました事に心よりお祝い申し上げます。 第1回卒業生が当院に勤務して頂いておりますが、開校時には学校の校舎が完成しておらず、入学1年目は県立鶴舞病院(現在の千葉県循環器病センター)の使用していない結核病棟を講義室として使用し、その後2年目は牛久公民館をお借りして講義が行われたとの事で、小湊鉄道を利用しての通学は大変だったと聞いております。平成7年4月からはスキルアップのため看護師資格取得の看護学科進学コースも新設され、優秀な人材の育成をめざしご尽力されておられる関係者の皆様には心から感謝を申し上げます。 世界一の長寿国となったわが国は高齢者社会を迎え、医療、福祉に関わる人材がいっそう必要となっており、看護師さんに対する社会の要望もますます高まっております。このため県内の多くの4年制大学に看護学部が設立されており、専門学校との位置付けもあるのでしょうが看護専門学校の入学生が減少し県内の多くの施設が閉校しています。本校も残念ながらここ数年入学志望者が減少しておりますが、ご家庭、お仕事を持つ方でも生活を続けながら勉強をして看護師資格取得ができるという大きな魅力を持っております。看護業務に関心をお持ちの皆様のご入校を期待しております。 最後になりましたが、これからも地域医療を共に担っていただける人材の育成を切にお願いし、学校のますますのご発展を祈念いたします。一般社団法人 市原市医師会 副会長学校運営委員■麻薙眼科院 長 麻薙 薫■18
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