市原看護専門学校創立50周年を迎えてー追補版ー
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市原看護専門学校創立50周年おめでとうございます。 当院は実習生の受け入れを行っていますが、院内で見かける学生さんたちの緊張した表情を見ると、自分自身の学生時代を思い出します。毎日病棟に通う気持ちは「指導者にどんなことを言われるだろう」「患者さんとうまく話せるだろうか」などの不安と、病棟で患者さんと触れあうことで少し看護師に近づいたような嬉しい気持ちが入り混じっていたような気がします。今の学生さんたちも、そんな気持ちは変わらないのではないのでしょうか。そんな中、相談に乗ってくれた看護学校の先生や、一緒に悩んでくれたクラスメイトの時間は私にとっても大事な思い出になっています。 昨今、入学を希望する若者の減少が悩ましいところではありますが、少子高齢化の進む今の社会において、多様化した現在の医療、看護、介護を支える貴重な人材としてのニーズは大いにあると思います。50年もの長い間、この市原看護専門学校よりたくさんの学生さんが看護師として巣立ち、ご活躍されていると思います。そんな方々も時々学生時代を振り返り、学生時代の気持ちを思い出したとき、ふと訪れられるよう、今後も末永く看護師育成にご尽力いただければ幸いです。                    実習施設■医療法人芙蓉会 五井病院総師長  藤根 佳子■28

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